はじめに
継続して行うものではない単発検証なのと、素人の主観的な部分もかなり入っているので、過剰に信じすぎるのはやめてください。
そもそもAEIとは
アーニングインデックス(Average Earnings Index)とは、競馬において種牡馬の成績を表す指標の1つで、種牡馬ごとの産駒の平均収得賞金額の大小を表す。略してAEI、またはEIとも記述される。
全競走における競走馬1頭あたりの収得賞金に対する、ある種牡馬の産駒1頭あたりの収得賞金の比率をあらわしたもので、以下の数式で表される。
（産駒の総収得賞金） （全出走馬収得賞金） ────────── ÷ ────────── （産駒の出走頭数） （総出走頭数） 1が平均値となり、1より大きい場合は産駒1頭あたりの獲得賞金が平均より多く、1より小さい場合は産駒1頭あたりの獲得賞金が平均より少ないことを表している。種牡馬リーディングは出走産駒の総獲得賞金で順位が決まるため、産駒が多いほど有利になるが、アーニングインデックスは産駒の平均の質を評価するものである。（wikipediaより引用）
勝利数ではなく賞金で見るので、リーディングよりも正確に産駒の質を評価できることができる指標です。
AEIについて調べることができるサイト
こちらのランキング、から調べることができます。
AEIに関わらず地方中央合わせた様々なデータが無料で提供されています。
世界広しと言えども、これだけのデータを無料で公開してくれているのは日本だけです。
日本に産まれたことを感謝して使わせていただきましょう。
またJBISから取得したデータを自由公開することは禁止されているので、
全てデータへのリンクを張っております。ご自身でご確認ください。
今年の中央競馬2歳のAEIランキング（芝）
てなわけでこちらが7月16日現在の2歳AEIの芝ランキングです。
頭数が少ないものは1頭のみで数値を出しているのであまり信憑性はないので、
今回は複数頭出走していてかつ1以上の馬を探してみましょう。
地方も混ざってるので目視で整理しています。
AEI1.00~1.49
AEI1.00、つまり平均以上平均の1.5倍未満の成績の種牡馬たち（デビュー２頭以上）
- ネロ(1.00) ﾆｼﾉﾋﾟｳﾓｯｿが函館で2着。
- ホッコータルマエ(1.00) 九州産馬ｶｼﾉｻｳﾞｨが九州産相手に稼いだのみ。
- ディーマジェスティ(1.00)ﾊﾙｵｰﾌﾞが2着
- ロードカナロア(1.04) 7頭デビュー、ｳﾝﾌﾞﾗｲﾙが新馬勝ちのみ。
- シルバーステート(1.07) 9頭デビュー、勝ちは1頭で打率低い。
- ジョーカプチーノ(1.15) 2頭デビュー、ﾄﾞﾗｲｶﾌﾟﾁｰﾉが3着。
- リアルインパクト(1.10) 5頭デビュー、ｺﾞｷｹﾞﾝｻﾝが新馬勝ち。
- トーセンホマレボシ(1.21)ﾄｰｾﾝｻｳﾀﾞｰｼﾞが安定した走り。
- シャンハイボビー(1.25)ﾓﾝｻﾝｽｳﾞﾆｰﾙが新馬勝ち。
- サトノクラウン(1.29) 7頭デビュー、ｸﾗｯｸｵﾌﾞﾄﾞｰﾝが新馬勝ち。
- ジャスタウェイ(1.30)10頭デビュー、2頭が新馬勝ち（1頭は盛岡）
- ビッグアーサー(1.33) ﾌﾞﾄﾝﾄﾞｰﾙが新馬勝ち。着内の馬も多い。安定。
- ハーツクライ(1.34) 13頭デビュー、新馬勝ち1頭も圏内率高し。
- モーリス(1.38) 11頭デビュー、2頭が新馬勝ち。ノーザンファーム。
- ラブリーデイ(1.40) 6頭デビュー、1頭新馬勝ち。
- キズナ(1.40) 10頭デビュー、2頭新馬勝ち
- シルバーステート(1.46)10頭デビュー、成績上昇中
AEI1.50~1.99
平均の1.5倍以上2倍未満成績の種牡馬たち（デビュー2頭以上）
- ハービンジャー(1.54)8頭デビュー、ピンパー傾向
- カレンブラックヒル(1.55) 4頭デビュー、ﾐｽﾖｺﾊﾏの1勝のみ。
- ジョーカプチーノ(1.57)2勝デビュー未勝利で活躍。
- ファインニードル(1.57) 6頭デビュー、ｳﾒﾑｽﾋﾞが新馬勝ち。
- キンシャサノキセキ(1.68) 12頭デビュー、安定感アリ
- バゴ(1.75)4頭デビュー、2頭が新馬で馬券内に。
- サトノダイヤモンド(1.75) 5頭デビュー、中央デビュー馬は馬券内率60%
- エピファネイア(1.77)16頭デビュー、5勝で圧倒、早仕上がり。
- ダノンバラード(1.87) 13頭デビュー、圏内率高し。
AEI2.00～
平均の2倍以上の成績の馬たち（デビュー2頭以上）
- エイシンフラッシュ(2.00) 2頭デビュー、ﾀｲｾｲｻﾝﾀﾞｰのみの数字。
- ダンカーク(2.09)3頭デビュー、2頭が新馬で馬券内に。
- ミッキーロケット(2.17)4頭デビュー中うち2頭が活躍中。
- ﾃﾞｸﾗﾚｰｼｮﾝｵﾌﾞｳｫｰ(2.17) 7頭デビュー、2頭が勝ちあがりの高打率。圏内率高い。
- キタサンブラック(2.20) 5頭デビュー、好走率高い。
- ブラックタイド(2.33)3頭デビュー、ﾁｶﾎﾟｺが新馬勝ち。
- スクワートルスクワート(2.49)ｻﾂﾏﾉｵﾝﾅのみの数字。
- スクリーンヒーロー(2.49)2頭デビュー、ﾅﾁｭﾗﾙﾊｲが新馬勝ち。
あとがき
地方芝もデータ自体は混ざっていますので、多少誤差はあります。
データは降順なので下にいくほどよくなっていきます。
重賞がないのでまだ飛びぬけた数字の馬はいませんが、打率が高いのはなんとなく傾向が出始めています。
